米子病院は昭和38年(1963年)4月10日、現在地に単科の精神病院として開業しました。市内からほど近く、立地条件にも恵まれています。平成17年(2005年)には新病棟(現病棟)に建て替え、それまでの精神科の暗いイメージから脱却して、明るいイメージの病院につくり変えました。精神科治療に専念して50数年、長い歴史と伝統の中で、これまで明るく元気で、家庭的な雰囲気の治療環境を育んできました。
半世紀の間に医療を取り巻く環境も大きく変化し、精神科医療も社会復帰を目指した治療や福祉を重視するようになりました。現在、入院治療では薬物療法、精神療法、作業療法を中心に、外来治療、デイケア、訪問看護なども行いながら、患者さんの社会復帰に向けて様々な形の精神医療・サービスを展開しております。
今後も鳥取県西部地区の精神科病院の拠点として、地域に根差した、地域に開かれた病院になれるよう、各職種が連携して患者さんの社会復帰に向け、職務に励んで参ります。また専門的な知識と経験を活かした医療を提供し、患者さんやご家族の方といろいろな問題について一緒に考え、問題解決のお手伝いが出来ればと思っております。
少しでも温かいメッセージが心に響きますように、そしてリカバリーを目指した治療が出来ますように日々精進して参る所存です。
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