医療法人勤誠会米子病院は、精神科単科病院として地域の期待に応えるよう60年の変遷を今日に繋げています。
医療・看護も時代とともに変化し適応し続けています。変わらないことは「ケアすることの意味」を問い続けていることではないでしょうか。その中核的な課題として ①実際的な援助・支援 ②承認 ③肯定すること ④情緒的援助 ⑤道徳的・人間的連携と責任性そして人(患者)とともに在ること、存在することと言われています。患者とともに在るにはケアと業務の違いを自覚することが重要です。精神科では身体介入の場や暴力対応の姿勢においてケアとしての考え方は、サポート・支える、暴力をケアすることです。しかし業務としての考え方では、固定、取り押さえる、暴力は許さず制圧するということにもなってしまいます。
米子病院の看護は、常に患者とともにあり精神科看護のケアすることの意味を問い続ける組織として成長していきたいと思います。
看護部長 吉持 智恵
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